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子ども支援へ意見交換 横浜・港南区でフォーラム

話題 神奈川新聞  2018年03月25日 14:15

シンポジウムなどが行われた「子ども・若者の居場所づくりフォーラム」 =2月、ウィリング横浜
シンポジウムなどが行われた「子ども・若者の居場所づくりフォーラム」 =2月、ウィリング横浜

 子どもや若者の居場所づくりの取り組みが広がっている。横浜市港南区では、地域でさまざまな活動をする人たちが集まる「子ども・若者の居場所づくりフォーラム」が開催。若者によるまちづくりプロジェクトに関わる研究者の若新雄純さんの講演のほか、シンポジウム、参加者による意見交換会などが行われた。 
 対話がテーマのシンポジウムには4人が登壇した。

 「地域のお茶の間研究所 さろんどて」(茅ケ崎市)は、子ども食堂や高齢者の居場所、親の支援などを行う。代表の早川仁美さんは「食事と場所があることが居場所の大切さ。やる側は感謝のシャワーを浴び、自己肯定力が強くなってさらに進んでいく」。さらに「大人が弱音を吐ける場所が少なくなって、自分の弱さをこぼすところがない。子どもと親の生きづらさがある」と指摘した。

 「くすのき広場」は、相模原市営上九沢団地(同市緑区)の子どもが荒れていたことをきっかけに始まった。住民や大学生ボランティアの協力を募り、団地清掃やおにぎりの提供、学習支援などを行う。代表の吉澤肇さんは「いろいろな人に協力してもらった。地域には本当は力がある。一歩前に出る勇気を持てば世の中は変わる」と話した。

 沖縄大学名誉教授の加藤彰彦さんは、横浜と沖縄での支援経験を踏まえ、「居場所とは人。一人一人が対話することは、その人たちを囲んできた人間関係自体が出会っているのと同じ。そういうものをどうつくり上げていくか」と説明。「自分の弱さを出せる、安心できることが居場所の持っている一番の鍵」とした。

 若新さんは「タイプの違う人と集まってコミュニケーションを取ると何かしらを生む。場の可能性は無限。そういう場所をたくさんつくれるところが、今後魅力ある地域になるのではないか」と締めくくった。


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