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リニア工事中止求め意見陳述 相模原住民ら不安訴える

社会 神奈川新聞  2018年03月24日 11:27

意見陳述を終え会見する(左から)浅賀さん、桜井さん、森さん=23日午後、東京地裁
意見陳述を終え会見する(左から)浅賀さん、桜井さん、森さん=23日午後、東京地裁

 建設中のリニア中央新幹線沿線住民が、JR東海に対する着工認可を取り消すよう国に求めた訴訟の9回目の口頭弁論が23日、東京地裁で行われた。原告側の意見陳述として相模原市緑区と東京都町田市の住民3人が水枯れや開発優先となっている現状に対する不安を訴えた。

 相模原市緑区の女性(62)は「私たちの町にはリニアの駅を造るために移転を迫られている住民と、トンネルルートの真上に住み、地下の権利の一部売却を求められている住民がいる」と住民の苦悩を代弁。「一民間企業が人々の暮らしを一方的に踏みにじってよいのか」と訴えた。

 また、神奈川県駅(仮称)の設置のため、来春移転が計画されている県立相原高校について同区の女性(68)が説明。「牛などの動物もいて子どもにとって地域の大切な学習実践の場。住民に愛され続けてきた学校は、かけがえのない存在。目先の便利さや開発を優先しないで」と強調した。

 東京都町田市上小山田町でしいたけ園を経営する男性(76)は自宅裏にある山の下をトンネルが通る。「原木シイタケ栽培には井戸水の水温が重要。トンネル工事で井戸が枯れることを心配している」と訴えた。 


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