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民進・立民会派分裂へ 県議会運営巡り対立激化

政治行政 神奈川新聞  2018年03月24日 10:49

 県議会の第2会派「かながわ民進党・立憲民主クラブ」が、新年度に向けて2会派に分裂する方向で検討していることが23日、分かった。民進と立憲民主、希望の党の3党への所属を念頭に置いた政治的選択ではなく、議会運営を巡り会派内でくすぶっていた対立が激化。少数派となる議員は「排除された」と反発し、多数派の議員にも混乱が広がった。選挙区や支援組織に絡む思惑も交錯しており、来春の統一地方選を見据えた民進系県議による“野党結集”は見通せない状況だ。

 関係者によると、26人の県議団が18人と8人に分派する。18人のグループは、既に立民に入党している3人をはじめ滝田孝徳団長らが所属。8人のグループは大村博信前副議長らでまとまるとみられる。第1回定例会閉会後の団会議で、滝田氏が次年度の会派メンバーとして18人のリストを提示した。議会内の手続きは、次回の議会運営委員会が開かれる4月10日を軸に進めるとしている。

 滝田氏は、記者団に「議会内の手続きが済んでいないので何も話せない」と説明。団会議では団長の辞任を決め、新団長には寺崎雄介氏が内定した。

 同会派はこれに先立つ3月20日の団会議で、「次年度の会派に関わるすべてについて団長に一任する」との方針を決定。大村氏らは「選挙で選ばれており一任はできない」と反対したが、多数決で決まったという。

 同会派を巡っては、4日の立民県連結成大会で寺崎氏ら3人の入党が表面化し、議会内の異論を受けて9日に会派名を変更。滝田氏は「定例会閉会日まで会派は割らない」と公言していた。

 一方、会派内では議会運営の姿勢を巡る火種がくすぶっていた。主要ポストも視野に入れ自民党など他会派と交渉を重ねる大村氏らの動きに対し、滝田氏に近い議員は「物事が水面下で決まる」と懐疑的な目を向け、反発を強めていた。今回は所属政党を選定する動きに乗じて追いやった形で、大村氏らは「『嫌いだから出て行け』と排除された」と現執行部への憤りをあらわにしている。

 今回の分裂により、立民入りを模索する議員や、連合神奈川の支援を受ける組織内議員が股裂きになり、野党結集のハードルはさらに高まった。


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