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女子プロレスの「ディアナ」が新道場 川崎・川崎区、地域が物件探しに協力

話題 神奈川新聞  2018年03月22日 02:00

新しい道場のリングの前に立つ井上京子さん(左)とビルオーナーの武井雅子さん=川崎市川崎区日進町の「unico」
新しい道場のリングの前に立つ井上京子さん(左)とビルオーナーの武井雅子さん=川崎市川崎区日進町の「unico」

 人気女子プロレスラーの井上京子さん(48)が率いる「ワールド女子プロレス・ディアナ」が今月、川崎市川崎区日進町のビルに新道場を開設した。同区殿町の旧道場から移転先を探していた井上さんに地域の人たちが物件探しで協力。古い簡易宿泊所が立ち並ぶ日進町周辺に活気が生まれるとして、ビルのオーナーも「川崎愛」にあふれる人気団体を歓迎している。

 ディアナは井上さんが2011年に旗揚げし、12年春に都内から川崎に道場を移転した。ジャガー横田さんやSareeeさんら6人の選手が所属している。

 迫力あるリング上の姿に加え、地元商店街のイベントや客引き防止キャンペーンへの協力、福祉施設の慰問、落書き消しなど地域に根差した活動にも定評がある。井上さんは、川崎商工会議所のかわさき産業親善大使も務めている。

 そんなディアナが移転先を探す必要が生じたのは昨年暮れ。練習用リングが入る天井が高い物件が見当たらず、都内に戻ることも考えた時期に地域の人たちが協力。JR川崎駅東口から徒歩8分にある日進町の複合ビル「unico(ウニコ)」につないだ。

 築50年以上の食品包材会社「ヨネヤマ」旧本社を大規模改修し、工房やカフェ、コワーキングスペースなどが入居する話題のビル。最上階5階のイベントスペース(200平方メートル)に新たな道場が入った。

 川崎の文化振興に貢献したヨネヤマ創業者の故米山市郎氏の孫で、ビルオーナー(52)は「彼女らの試合に感動したんです。本気でぶつかる姿は忘れていた大切なものを思い起こさせてくる。このビルや日進町を活気づけるコンテンツになると思う」と歓迎する。

 かつてあった川崎市体育館(川崎区)は数々の名勝負が刻まれ、東京・後楽園ホールと並ぶ「女子プロレスの聖地」。体育館解体後に完成した「カルッツかわさき」の昨秋のこけら落としはディアナが行った。

 井上さんは「川崎にこだわりたかったので、皆さんが味方になってくれて本当にありがたかった」と振り返る。月2回の「道場マッチ」(客席150人用意)やプロレス教室なども予定し、「川崎に女子プロレスあり、ということをもっと多くの皆さんに知ってもらいたい。地域の人たちに喜ばれる企画も考えていきたい」と意気込んでいる。


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