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「危険なバス停」8カ所移設困難 横浜市交通局、対応協議

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年2月15日(土) 15:00

 横浜市交通局は14日、同局が所管する「危険なバス停」14カ所のうち、8カ所は移設が難しく、対応を協議していることを明らかにした。

 「危険なバス停」は横断歩道近くにあり、バスの停車時に死角が生じることで事故を誘発しやすいとされる。同市西区の市道交差点で2018年8月、降車したバスの後ろに回って横断した小学5年の女児=当時(10)=が、対向車線を走行してきた軽ワゴン車にひかれ、亡くなる事故が発生。県警は事故後、同様の形状のバス停が県内では他に84カ所確認されたと明らかにした。市内は40カ所だった。

 14日に開かれた市会水道・交通委員会で、城博俊交通局長は、14カ所のうち、さつきが丘(青葉区)▽片倉町入口(神奈川区)▽地蔵前(緑区)▽戸部本町紅梅通り(西区)▽奈良町(青葉区)▽岩崎中学校前(保土ケ谷区)-は既に移設が完了したと答弁。

 一方、大岡住宅前(南区)▽長導寺前(神奈川区)▽三渓園入口(中区)▽新井小学校下(保土ケ谷区)▽松本(神奈川区)▽滝坂(同)▽観音前(鶴見駅方向、港北区)▽観音前(新羽駅方向、同)-は移設が困難で、対応を協議中と説明。県警が横断歩道の一部廃止を検討している箇所もあるとした。

 委員からは、「バス停の移設は非常にセンシティブ。丁寧に進めてほしい」「民間事業者が管理しているバス停も、市が関与したほうが良い」などの意見が出された。平原敏英副市長は「(市内全体の危険なバス停の安全対策の)進捗(しんちょく)状況を改めて確認したい」と述べた。


神奈川県警が公表したバス停の危険度判定で対策の優先度が高いとされた「長導寺前」バス停=横浜市神奈川区菅田町(2018年11月)
神奈川県警が公表したバス停の危険度判定で対策の優先度が高いとされた「長導寺前」バス停=横浜市神奈川区菅田町(2018年11月)
 
 

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