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発掘調査の成果を紹介 伊勢原市で考古資料展

話題 神奈川新聞  2020年02月15日 05:00

伊勢原市内で出土した土器などに見入る来場者=市立中央公民館
伊勢原市内で出土した土器などに見入る来場者=市立中央公民館

 かながわ考古学財団などが伊勢原市内10カ所で行った発掘調査の成果を紹介する「考古資料展」が14日、市立中央公民館(同市東大竹)で始まった。2019年度を中心に出土した、土器や石器など約200点が展示されている。

 市北部にある一般集落の遺跡「東富岡・南三間遺跡」では、金属を流し込んで室町時代の銭貨を造る鋳型(直径2・5センチ)が見つかった。銭貨の鋳型は鎌倉市や京都市など都市の遺跡では確認されたが、一般集落遺跡では初めてといい、伊勢原市内で銭貨が製造されていたことが裏付けされた。

 市西部の「子易・中川原遺跡」からは、祭祀(さいし)で使われたとみられる縄文時代後期の「異形台付(いけいだいつき)土器」が3点出土した。側面に穴の開いた独特の形で、保存状態も良いという。同市東成瀬に住む渡部満男さん(83)は「とても精密に作られており、珍しい。相当な財産だと思う」と見入っていた。

 同じく市西部にある「上粕屋・子易遺跡」で見つかった、旧石器時代の作とみられる黒曜石の打製石器「槍先形尖頭器(やりさきがたせんとうき)」(直径12センチ)も展示。担当者は「これほど大きなものが見つかることは珍しい」と説明する。

 考古資料展は16日までで、午前9時~午後5時(最終日は同4時まで)。入場無料。


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