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米軍、オスプレイ防災訓練参加再提案 黒岩知事は慎重姿勢変えず

社会 神奈川新聞  2018年03月03日 02:00

防災をテーマに意見を交わす県と在日米陸海軍のトップ =2日、横須賀基地(在日米海軍司令部提供)
防災をテーマに意見を交わす県と在日米陸海軍のトップ =2日、横須賀基地(在日米海軍司令部提供)

 黒岩祐治知事は2日、在日米陸海軍トップとの意見交換で、米側から新型輸送機オスプレイを防災訓練に参加させたいとの提案を受けたと明らかにした。昨年に続く2度目の打診で、知事は前回同様「慎重に検討したい」と回答。相次ぐ事故に対する住民の不安が取り除かれていないとし、確実な安全運用が保証されない限り実現困難との見解を示した。

 意見交換は米海軍横須賀基地(横須賀市)で実施。在日米陸軍のジェームズ・パスカレット司令官、在日米海軍のグレゴリー・フェントン司令官と知事が、災害時の協力関係について非公開で話し合った。

 知事によると、米側は「災害支援にオスプレイを積極的に活用したい」と提案。熊本地震の被災地で輸送力を高めた実績を強調し、県の総合防災訓練「ビッグレスキューかながわ」への参加を求めた。同訓練には例年、在日米陸海空軍が参加。米側は昨年もオスプレイ参加の意向を示したが、「具体的な話には発展しなかった」(県担当者)という。

 米側はこのほか、災害時の運用調整訓練の実施や、人道支援・災害救援をテーマに防衛省や自衛隊などを集めた会議の新設を提案。知事は賛同した。一方、知事は米軍機の事故やトラブルが相次いでいることを指摘し、「検証して再発防止に全力を尽くしてほしい」と要請。米側は「まさにその通りだ」と応じたという。意見交換は2012年にスタートし、6回目。


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