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戦後〝生き抜く〟女性写す 写真家・常盤とよ子さん追悼展

話題 神奈川新聞  2020年02月10日 05:00

急きょ開かれた「常盤とよ子追悼展」=横浜都市発展記念館
急きょ開かれた「常盤とよ子追悼展」=横浜都市発展記念館

 戦後、日本の女性カメラマンの草分けとして活躍した写真家で、2019年12月24日に91歳で亡くなった常盤とよ子さんの追悼展が、横浜都市発展記念館(横浜市中区)で開かれている。横浜の赤線地帯などで働きながら生き抜く女性たちを写した代表作など計31点を展示している。3月29日まで。

 常盤さんは1928年、横浜生まれ。戦後、社会に進出し始めた女性たちを撮影し、56年に「働く女性」を発表。横浜の写真界の発展と後進を育成した功績に対し2003年に横浜文化賞、14年に神奈川文化賞を授与された。

 展示では、売春の道から社会復帰するための「婦人更生施設」に密着取材し、社会福祉にもまなざしを注いだ足跡も紹介している。

 同館は18年度、常盤さんの数千点に及ぶ写真と関連資料の寄贈を受け、整理と公開を進めていたが、訃報を受け急きょ展示を決めた。担当し た西村健調査研究員は「極めてデリケートなテーマで ある赤線地帯などの女性の姿を芸術的な表現で撮 影した。女性史としても極めて貴重な資料といえる」と評価している。

 観覧料は第1部「写真家・常盤とよ子の軌跡」は一般200円、小・中学生100円。第2部「常盤とよ子が写した戦後横浜の女性たち」は無料。問い合わせは、同館電話045(663)2424。


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