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スマホで解錠、支払いも 自転車シェア

話題 神奈川新聞  2018年03月01日 02:00

大磯町が導入する予定のモバイク社の自転車(同町提供)
大磯町が導入する予定のモバイク社の自転車(同町提供)

 横浜や鎌倉、箱根に次ぐ観光地を目指している大磯町はこの春にも、自転車シェアリング事業に乗り出す。同事業の中国最大手「モバイク」の日本法人と協力。事業費は同社が全て賄い、町は貸し出し・返却場所の提供・紹介、事業の周知などを担う。スマートフォンのアプリで自転車の施錠・解錠や支払いもできる仕組みで、町は観光客の回遊性向上などに期待を寄せている。
 
 自転車シェアリングは欧州などで取り組まれている新たな都市交通手段。「サイクルポート」と呼ばれるレンタサイクルの貸し出し・返却場所をあちこちに置き、自由に乗り降りできるサービスだ。県内自治体では横浜、鎌倉市が取り入れている。

 同町は、既に札幌市などで試行実績のあるモバイクの日本法人「モバイクジャパン」(福岡市)と2月に基本協定を締結。3月中の事業展開を目指している。JR大磯駅周辺や公共施設、観光地や商業エリアにサイクルポートを数カ所設置する方針という。

 自転車は、4年間整備不要とされる耐久性に優れる同社製の300台程度を用意。同社は昨年末、無料通信アプリのLINE(ライン)と提携しており、ラインからのサービス利用が2018年度中にも可能になるという。

 例えば、近くにあるサービスポートの検索や、スマホをかざしての施錠・解錠が可能に。利用料もスマホで済ませられ、保険の加入もできる仕組みとする。会員登録時の保証料徴収や、30分数百円などの料金体系を検討している。

 同町では、観光面での効果だけでなく、通勤・通学の移動手段や公共交通機関の補完、健康増進の手段としても期待。今後は電動アシスト自転車の導入も視野に入れている。

 将来的には、小田急小田原線が走る秦野、伊勢原両市など広範囲での相互利用も思い描く。町産業観光課は「現状はバス路線しかない地域とも行き来ができるようになれば」とイメージしている。


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