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【照明灯】春のあらし

照明灯 神奈川新聞  2018年02月25日 10:57

照明灯
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 雪が雨になり、土が潤っていく。霞(かすみ)がたち、月はおぼろにかすむ。2月も下旬になると、低気圧と高気圧が交互に通過し、天気の変化はすっかり春のペースになる▼地方には面白い天気の表現がある。岩手では春の雪を「はてゆき(果て雪)」と呼ぶ。兵庫ではこの雪を「ことりころし」と言う。鳥のえさが雪で隠れてしまうことを心配しての呼び名である。春の雨を「きのめおこし」「さくらあめ」と呼ぶ地方もある。情感ある言葉だ▼語感の柔らかさと裏腹に注意したいのは、立春から春分にかけて吹く「春一番」である。1859年3月、長崎で突風にあおられた漁船が転覆し、53人の漁師が犠牲になった。それ以降、漁師らが「春一」などと呼び、警戒するようになったのが由来とされる

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