5日午前8時ごろ、逗子市池子2丁目の市道脇にある斜面が崩落した、と通行人から119番通報があった。付近を歩いていた同市在住の県立高校3年の女子生徒(18)が巻き込まれ、病院に搬送されたが死亡が確認された。県警は女子生徒の死因や崩落の原因などを調べている。現場は住宅街で、ほかにけが人などはいなかった。
市や市消防本部によると、崩れたのは1950~60年代に造成されたとみられる高さ約15メートルのマンション下の斜面で、下部の6~7メートル分は石積みの擁壁で補強されている。擁壁上の斜面が幅約7メートル、高さ約6メートルにわたって崩落し、下の市道には幅13メートルにわたり、42・5立方メートルの土砂(重さ約70トン)が最大約2メートル積もった。
【崩落した現場の地図】