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統合失調症の長女殺害 被告認める「将来悲観」

社会 神奈川新聞  2018年02月22日 13:42

横浜地裁
横浜地裁

 統合失調症を患う長女=当時(53)=の将来を悲観して殺害したとして、殺人の罪に問われた被告の女(80)=横浜市神奈川区=の裁判員裁判の初公判が21日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)であった。被告は「(間違いは)ありません」と述べ、起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、被告は2010年以降、実家に戻ってきた長女の世話や介護を続けてきたが、幻覚や妄想が現れるなど症状は悪化の一途をたどったと説明。「自分が死んだ後の長女の将来を思い悩み、長女を殺して自分も死ぬことを決意した」と述べた。

 弁護側は「献身的な介護と長女への愛情が次第に被告を追い詰めていった」と指摘。「直ちに刑務所に入れるか、社会生活を営みながら生涯反省してもらうか、どちらが適切か考えてほしい」と求めた。

 起訴状などによると、被告は17年7月24日、自宅で就寝中の長女の首を手拭いで絞め付け殺害した、とされる。被告は自身の手首を刃物で切り付けて自殺を図ったが死ねず、同居する長男に殺害を打ち明けて事件が発覚した。


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