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飲み水確保自助で 25日防災キャンプ 川崎

社会 神奈川新聞  2018年02月21日 13:12

昨年3月の宮前区防災フェアで炊き出しの方法を紹介するメンバー (カワサキノサキ提供)
昨年3月の宮前区防災フェアで炊き出しの方法を紹介するメンバー (カワサキノサキ提供)

 大規模災害時にアウトドアの技術を利用して被災を乗り越える防災キャンプが川崎市内で注目を集めている。減災に取り組む一般社団法人「カワサキノサキ」(同市幸区)が、テントを張り、炊き出しを行い、飲料水を確保する実践的方法の普及を図る。25日には高津区二子地区の多摩川緑地バーベキュー広場で「カワサキキャンプin多摩川」を開きノウハウを紹介する。

 同法人メンバーで多摩区で農業体験施設を運営する西山雅也さん(52)らが約2年前から啓発活動を始め、これまでに多摩、宮前、麻生区などでキャンプを実施。ライフラインが機能しない状況でも、初心者が火を起こし、川の水や雨水を浄化して飲み、温かい食べ物を食べる手軽な方法を伝えてきた。

 西山さんは「登山やアウトドアの技術を使えば、被災直後から大規模支援が始まるまでの間、被災者が元気を出して生きることができるようになる。簡単で楽しみながら学べ、自助の役に立つ」と話す。

 同法人メンバーは、2016年4月の熊本地震で被災した熊本県益城町の人々と今月に意見交換。被災直後に家族や地域ごとの少人数単位で行った「ミニ炊き出し」が暮らしを支えたことが分かったという。

 こうした経験を盛り込んだ冊子づくりにも取り組む。益城町の人々の被災から100日間の体験談、料理のレシピ、炊き出しの方法などをまとめ、「熊本・益城町発 おいしいミニ炊き出しブック」として4月中に完成させる予定だ。

 西山さんは、被災した大都市では貴重な農地が一時避難場所としても有効と力説する。今回の防災キャンプでは、地元でイチゴやトマトを生産する農家が地場産品、トマトの水分を利用した「防災カレー」などの直売を行う。

 「カワサキキャンプ」は25日午前10時から午後3時まで。米1合を持参すれば保存袋で米を炊く体験もできる。入場無料。問い合わせは、同実行委員会電話050(3772)7785。


防災キャンプで簡単な炊き出しの技術の普及を図る西山さん=川崎市多摩区のトカイナカヴィレッジ
防災キャンプで簡単な炊き出しの技術の普及を図る西山さん=川崎市多摩区のトカイナカヴィレッジ

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