藤沢駅北口に通じる歩行者道「サンパレット」に昨年11月、人工芝を敷いた広場やこたつを並べた「団らんエリア」がお目見えした。
通り掛かった学生や子連れの主婦らがこたつに入り、談笑したり、読書したりと、思い思いに冬の昼下がりを楽しんだ。
イベントは、藤沢駅周辺ににぎわいを創出する社会実験の一環。藤沢市と藤沢商工会議所、市商店会連合会、江ノ島電鉄、小田急電鉄、三菱地所の6者で設立した藤沢駅街区エリアマネジメント組織の設立準備会が企画した。
「一過性ではなく、絶えず大小さまざまなイベントを続けることが必要。そうした取り組みが、湘南の玄関口、藤沢駅周辺の求心力を高め、さらにその効果が郊外へ波及していく」
藤沢商工会議所の増田隆之会頭は、社会実験の狙いと駅周辺のにぎわいづくりのあり方をこう説明する。