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ボッチャで皆が笑顔
教室に行こう 県立中原養護学校(川崎市中原区)

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神奈川新聞  2004年06月06日公開  

相手の球をはじくのも作戦
相手の球をはじくのも作戦

「東京パラリンピックで見たいなぁ」
 「おはよう!」

 「今日も朝ボッチャだ!」

 12月の登校時、スクールバスから降りた子どもたちがボッチャをするために中庭に集まってきた。

 ボッチャは、自分のチームのボールをジャックボール(目標球)に向けて投げたり転がしたりして、いかに味方のボールをより多く近くに集めるかを競うパラリンピック正式競技だ。県立中原養護学校では、小学部から高等部の全員が、2016年度よりオリンピック・パラリンピックの学習として体育や体験学習でボッチャに取り組んでいる。

 誰でもボッチャを楽しんでほしいと考え、教員によるパラスポーツプロジェクトチームがルールを工夫して変更し、いわば中原養護学校版のレクリエーションボッチャを作り上げた。

 「1日1投」の目標を掲げ、保護者も含めて全校に「朝ボッチャ」への参加を呼び掛けている。

 「さあ、今日は何点取れるかな?」と教員が尋ねると、「昨日の2点は超えたいな」と元気に子どもたちが答える。「よーく狙って、1投目!」「それっ…」「ドンッ」「3点だ!やったぁ」

 白い息とともに大きな歓声があがり、笑顔がはじけた。

 別の日には保護者も参加した。「よーし負けないよ」と保護者が意気込んで一投する。

 「力を入れすぎると転がりすぎるよ」と、子どもたちが得意げにアドバイスをした。「負けたー」と、バスの介助員さんも共にプレーをした。

 学校の中庭は、いつも大きな笑い声が響いている。子どもたちにとって、この「朝ボッチャ」は手軽に誰でも体験できる楽しい活動の一つになった。

 「東京パラリンピックでボッチャを見たいなぁ」「ルールを覚えて日本のチームを応援しに行こうよ!」「うん!」

 子どもたちの、パラリンピックへの関心も高まっている。たくさんの思いを乗せたボッチャのボールは、1投ごとにそれぞれの目標に向かって近づいている。


中庭でボッチャ!
中庭でボッチャ!

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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