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軍都、養蚕業の歴史も
歴史分野の活動成果発表 相模原市文化財展

カルチャー 神奈川新聞  2018年02月19日 02:00

市民グループが研究成果を発表し合った相模原市文化財展=同市中央区富士見のあじさい会館
市民グループが研究成果を発表し合った相模原市文化財展=同市中央区富士見のあじさい会館

 歴史分野を活動テーマに据える市民グループが取り組み成果を展示、発表する第43回相模原市文化財展が17、18の両日、市立あじさい会館(同市中央区富士見)で開かれた。市教育委員会の主催で同展実行委の主管。

 相模原郷土懇話会は「大野北地区の戦前・戦後」を発表。戦前、戦後の地図を比べて「大野北地区は1937年(昭和12年)から軍都計画の一環として相模陸軍造兵廠(しょう)、陸軍兵器学校など軍の施設とともに、民間の軍事関連企業も転入し、軍都相模原の一部として終戦を迎えた」と説明した。

 「相原における養蚕業の進展と衰退3」を発表したのは相原の歴史をさぐる会。同地区が水田などに向かなかったことから、クワを栽培して養蚕に力を入れたことを紹介。生糸を有利に販売する会社組織「益進社」を設けたものの、経営は必ずしも順調ではなく、1909年に市内大沢地区にあった漸進社に合併されたという。

 相武台のナベトロ遺跡をたどる会は、「『下大坂改修工事』の古文書発見」と題して、米陸軍キャンプ座間の中央部を横断する市道新戸相武台線の変遷を紹介。同市南区新戸と同区相武台を結ぶ生活道路だったが、道の途中に37年、陸軍士官学校が移転。トンネルで士官学校敷地の地下を通る格好になった。

 前身の「下大坂」が昭和初期に拡幅された際の図面が最近になって安藤和次郎同会代表の実家で発見されたことから、会では図面を詳しく分析。当時の地権者、土地利用状況などを詳しく説明していた。

 現在の同市緑区出身の政治家尾崎行雄(咢堂)に関する発表、相原の年中行事や津久井城跡市民協働調査の発表もあった。


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