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日本文学あの名場面/中島京子(小説家)
石牟礼道子「椿の海の記」 境界やすやす跨ぐ 融通無碍なみっちん

カルチャー 神奈川新聞  2018年02月18日 11:58

「椿の海の記」の一場面を拡大して読むにはこちらから(PDF)


 『椿の海の記』は、石牟礼道子さんの自伝的作品で、4歳のときの記憶が記述のおおもとにある。「おもかさま」は、「みっちん」とも「みっちゃん」とも呼ばれる4歳の童女の祖母で、精神を病み、盲目で、「神経殿(しんけいどん)」という綽名(あだな)を奉られる老女である。みっちんは徘徊(はいかい)症状に見舞われるおもかさまを探して歩いたり、

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