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「ひきこもり名人」保護者らに助言 横浜で当事者講演

社会 神奈川新聞  2020年02月03日 05:00

当事者として、自身の経験を語る勝山さん=横浜市鶴見区
当事者として、自身の経験を語る勝山さん=横浜市鶴見区

 「ひきこもり名人」を自称する勝山実さん(48)=横浜市港南区=が2日、横浜市鶴見区内で講演した。高校3年から現在まで続く、自身のひきこもり生活を紹介。保護者らに、当事者の子どもが自宅での居場所を失わないためのアドバイスもした。

 勝山さんは非常に厳しい家庭で育った。勝山さんにとって、母親は恐怖の対象で「完全服従だった」。その恐怖から、通学して勉強していた。小中学校はほぼ皆勤賞だったという。

 だが、高校入学後の試験で平均点しか取れず、「やりたいことを我慢して『これだけやったのに』と急にやる気がなくなった」と勝山さん。同時に年齢を重ね、自身の体が大きくなるにつれ、「暴力的支配が弱まり、学校に行くことからも解放された」。成績は伸び悩み、高校3年から学校に行かなくなったという。

 勝山さんは自身の経験から、当事者を子に持つ保護者に対し、「ひきこもりの子が家の中で安心できる場がなくなる」との理由から、親の友人らを自宅に招待しないこと、子どもの部屋やパソコンを勝手にのぞかないことなどを要望した。

 講演会は、不登校の子どもの支援に当たる「子どもと共に歩むフリースペースたんぽぽ」が主催。約60人が参加した。


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