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多剤服用の問題を討議 海老名で多職種連携研修会

社会 | 神奈川新聞 | 2020年2月3日(月) 05:00

グループ討論の結果を発表する研修会の参加者=海老名市医療センター
グループ討論の結果を発表する研修会の参加者=海老名市医療センター

 医療や介護に従事する関係者の連携を深めるため、海老名市医師会は1日、多職種が対象の研修会を市医療センター(同市さつき町)で開いた。5、6種類以上の薬を服用するポリファーマシー(多剤服用)を議題にグループ討論するなどし、気軽に相談し合える関係を築く重要性を確認した。

 研修会には、医師や歯科医師、薬剤師、看護師、ケアマネジャー、介護福祉士、地域包括支援センター職員ら約100人が参加。

 まず、海老名総合病院総合診療科の日比野壮功部長代理が多剤服用の問題点について「有害事象や飲み忘れ、飲み間違いが増え、医療費も増大する」と指摘。特に、課題として複数の医師が別々に処方箋を出す場合を挙げ、「問題に気付いた関係者が何でも話し合える関係をつくることが必要」と訴えた。

 その後、参加者はグループに分かれ、残薬が多い多剤服用の事例について検討。生活全般を支える方策や介護保険サービスなどの活用、利用する医療施設の集約、医師と薬剤師の連携などについて議論した。

 市医師会の高橋裕一郎会長は「海老名の在宅医療を進めるため、多職種連携を進め、在宅医を増やしたい。研修会によって、医師と各職種の垣根が低くなってほしい」と期待した。

 
 

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