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「ワンチーム」精神を伝授 リーチ・マイケル選手、母校へ

スポーツ 神奈川新聞  2020年01月29日 21:17

講演で母校に凱旋したリーチ・マイケル選手(左)=平塚市の東海大湘南キャンパス
講演で母校に凱旋したリーチ・マイケル選手(左)=平塚市の東海大湘南キャンパス

 昨年のラグビ-・ワ-ルドカップ(W杯)日本大会で日本代表の主将を務めたリ-チ・マイケル選手が29日、母校の東海大湘南キャンパス(平塚市)に凱旋した。恩師らとの対談を通じて後輩たちに「1人1人は弱くてもチ-ムで戦えば強い」と強調、史上初の8強入りを成し遂げた「ワンチ-ム」の精神を伝えた。

 「東海大ほどハ-ドな練習はなかった。大変な4年間だったけど、今の自分の財産であり土台」

 学生ら約1800人が詰めかけたホ-ル。ひたすら走り込む過酷な練習「根性練」を振り返り、恩師らへの感謝を口にするリ-チ選手に、会場の熱視線が注がれた。

 対談は同大の全国6キャンパスでも映像配信。学生時代のリ-チ選手を指導したラグビ-部の木村季由監督らとともに登壇した。

 ニュ-ジ-ランド出身のリ-チ選手は「体育の教員免許を取りたい」と北海道の高校から同大に進学。木村監督の指導の下でトップ選手への階段を駆け上っていった。

 日本代表の精神的支柱も学生時代には失敗談も。大学4年で最後の大舞台となった全国大学選手権の準決勝は緊張のあまり同じ足のスパイクを持参してしまい、チ-ムメ-トから借りたエピソ-ドを紹介。「今でもトラウマ(心的外傷)」と笑った。
 
 卒業後も「生きている以上は限界はない」という恩師の言葉を胸に刻み、研鑽を重ねた日々。3度目となるW杯で主将の大役を託された。外国出身選手も多く「まず日本代表チ-ムをつくることを目指した」。

 合宿などでは鎖国から明治維新に至る日本の歴史本を買って学習会を開催。学び合った日本の文化や精神が多国籍のワンチ-ムをまとめる大きな柱となったとし、「日本にプライドを持って戦ってほしかった。勝ちたいという信念が結果を生んだ」と振り返った。

 初の8強に進んだ今大会で得た教訓も多い。「4強へはまだ壁は厚い。ラグビ-日本代表を目指す子どもたちを増やさないといけない」と訴えた。


講演で母校に凱旋したリーチ・マイケル選手(中央)=平塚市の東海大湘南キャンパス
講演で母校に凱旋したリーチ・マイケル選手(中央)=平塚市の東海大湘南キャンパス

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