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箱根山活動「変化なし」 火山ガス調査

社会 神奈川新聞  2018年02月06日 02:00

大涌谷で火山ガスを調査する東海大のメンバー(東海大理学部大場武研究室提供)
大涌谷で火山ガスを調査する東海大のメンバー(東海大理学部大場武研究室提供)

 箱根山(箱根町)の大涌谷で火山ガスの定点観測を続ける東海大の大場武教授は5日の調査で、「火山活動に大きな変化はない」ことを確認した。ただ、12人が死傷した草津白根山の本白根山(群馬県草津町)の噴火が兆候のないまま発生したことから、「同様の噴火は箱根山でもあり得る」と注意を促している。

 この日の調査では、火山活動の活発度の指標となるガスの組成が1月の前回調査時とほぼ同じだった。一方で、火口や蒸気井からの噴気は依然として衰えておらず、「火山性地震は少ないが、昨春以降、活動にやや上向きの傾向がみられる。引き続きガスなどの安全対策が必要」とした。

 大場教授が同様の火山ガス調査を年に2回行っている草津白根山では、警戒されていた白根山ではなく、観測が手薄だった本白根山で突発的な噴火が起き、スキー客らが噴石の直撃を受けた。「大涌谷を訪れる人も、噴石の危険性があることを知っておいてほしい」と強調した。

 箱根山の噴火警戒レベルは最低の1(活火山であることに留意)が続いている。


火口(右上)や蒸気井などから蒸気の噴出が続く大涌谷。斜面には雪が残る
火口(右上)や蒸気井などから蒸気の噴出が続く大涌谷。斜面には雪が残る

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