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認知症支えるシンボルに

話題 神奈川新聞  2018年02月05日 02:00

黒岩知事(右)に啓発活動についてプレゼンする学生ら。中央は最優秀賞のシンボルマーク=県庁
黒岩知事(右)に啓発活動についてプレゼンする学生ら。中央は最優秀賞のシンボルマーク=県庁

 認知症患者や家族を支える新たなシンボルマークが決まった。学校法人岩崎学園「横浜デジタルアーツ専門学校」(横浜市港北区)の学生が県との連携事業の一環としてデザインした。併せて子ども向けの啓発冊子も制作し、学生らは「偏見を持たず、認知症の方や家族の方を温かく見守る社会の実現に役立ててもらえれば」と話している。

 マークは、学内68件の応募作からグラフィック科広告編集コースの藤井彩さん(2年)を最優秀賞に選出。オレンジ色を基調に、パズルのピースやハートをあしらい、「認知症の人が感じやすい不安や疎外感を埋めるピースに」といった思いが込められている。

 一方、啓発冊子を手掛けたのは総合デザイン科メディアコースの望月麻衣さん(3年)をリーダーとした6人のグループ。認知症サポーター講座の受講や患者家族へのインタビューを通じて理解を深め、子どもの年齢に応じた3通りの啓発ガイドブックやリーフレットを制作した。

 「偏見をなくしたいという思いが深まったし、正しい接し方で症状が和らぐことも知った」と望月さん。動物をモチーフにしたキャラクターが伝える親しみやすい内容で、今後は県内の小中学校で教材として活用してもらいたい考えだ。

 31日、県庁では表彰と学生によるプレゼンテーションが行われ、黒岩祐治知事は「温かみもあり、全てを表現したデザイン。込められた思いを広げていきたい」とたたえた。


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