学業成就や書道上達を祈願する「初天神・筆まつり」が26日、座間市座間1丁目の座間神社で行われた。朝からの雨もやみ、多くの参拝者が訪れた。
筆まつりは「学問の神様」として知られる菅原道真が祭られる同神社が毎年実施している伝統行事。
山本俊昭宮司が祝詞を上げて神事を執り行った後、参拝者は持参した使い古しの筆や書き初めで使った半紙、短くなった鉛筆をおたき上げの火に投げ入れ、勉学を支えてくれた文具に感謝の気持ちを示した。
入学試験の合格を願う受験生や、大会の成績向上を目指す高校野球部員らが次々と参拝。神社側から記念の鉛筆が配布され、つきたての餅も振る舞われた。
家族で訪れた相模原市南区の小学5年生、畑中彩芭(いろは)さん(10)は「3年生から書道を習っている。上達して書道の先生になれるようにお願いした」と話した。