国指定の重要文化財で、横浜港で保存・公開されている「帆船日本丸」と「日本郵船氷川丸」が今年、そろって船齢90年の「卒寿」を迎える。両船では記念イベントを開き、お祝いムードを盛り上げる。
帆船日本丸記念財団(横浜市西区)は26日午前10時から、日本丸に隣接する横浜みなと博物館(同)の入館者に「帆船日本丸切手セット」「帆船日本丸2020年ポスターカレンダー」(各90人分)を先着順でプレゼントする。
同財団によると、進水記念日の1月27日は休館日に当たるため、前日の26日に催すことにした。日本丸は船体の修繕工事中で見学できず、2月29日にリニューアルオープンするという。
一方、山下公園(同市中区)に係留されている日本郵船氷川丸では2月1日から、氷川丸「重ね捺(お)しスタンプラリー」を開催する。
船内5カ所にあるスタンプ台を巡り、スタンプを重ねて氷川丸の画像を完成させる。先着1万人で台紙がなくなり次第終了となる。
氷川丸は船体整備のため1月24日まで臨時休館している。竣工(しゅんこう)記念日の4月25日は入館料を無料にするなどの90周年イベントを盛大に企画している。
いずれの施設も有料。問い合わせは、帆船日本丸記念財団電話045(221)0280、日本郵船氷川丸電話045(641)4362。