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はれのひが破産 社長会見「申し訳ない」

社会 神奈川新聞  2018年01月26日 21:36

会見で頭を下げる「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=横浜市中区
会見で頭を下げる「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=横浜市中区

 成人の日に突然営業を取りやめた振り袖の販売・レンタル業者「はれのひ」(横浜市中区)は26日、横浜地裁から破産手続きの開始決定を受けたことを明らかにした。最終的な負債総額は10億円に膨らむ見込みで、債権者総数は約1600人に上るという。篠崎洋一郎社長(55)は同日、横浜市内で問題発覚後に初めてとなる会見を開き「一生に一度の成人式を台無しにする取り返しようがないことになった。大変ご迷惑をお掛けし申し訳ない」と謝罪した。

 同社などによると、債権者約1600人のうち、約1300人が顧客。現時点の負債額は6億3500万円で、内訳は金融機関12社からの借り入れ3億8千万円、関連業者約270社への未払い約1億8千万円など。これに含まれていない顧客の損害は3億円を超えるとみられる。


会見で頭を下げる「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=横浜市中区
会見で頭を下げる「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=横浜市中区

 篠崎社長によると、急激な店舗拡大で2年前の秋から資金繰りが悪化し、仕入れ先への支払いや商品の入荷が滞るなどした。昨年12月に金融機関からの融資が止められたが、成人式直前まで着付け会場や美容業者と交渉を重ねたとしている。

 今月8日の成人式直前に店を閉じた理由について、篠崎社長は「ぎりぎりまで何とかしたいという思いがあり、対応が遅れた。今思えば事前に連絡するタイミングはあった。全て私に責任がある」と説明。成人の日以降は県内の知人宅に身を寄せ、弁護士と相談を重ねるなどしていたという。

 客が購入した着物約1200着は転売などはせずに保管しているといい、順次返却する意向を示した。詐欺の認識については「必死で営業してきた。そういうつもりはなかった」と否定。昨年12月下旬まで、会社売却による事業継続の道を探っていたという。

 破産管財人は多摩川法律事務所の増田尚弁護士が選任された。6月20日に債権者集会を実施する。

 はれのひを巡っては、成人の日に突然営業を取りやめたことで、成人式で晴れ着が着られなくなった新成人が相次いだ。


大勢の報道陣が集まった記者会見=横浜市中区
大勢の報道陣が集まった記者会見=横浜市中区

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