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【ベイルーキー・飛躍期す10人の“星”】ドラフト7位・内野手 宮本秀明

ベイスターズ 神奈川新聞  2018年01月25日 11:50

ガッツあふれるプレーと俊足が売りの横浜DeNAのドラフト7位・宮本=横須賀市長浦町のベイスターズ総合グラウンド
ガッツあふれるプレーと俊足が売りの横浜DeNAのドラフト7位・宮本=横須賀市長浦町のベイスターズ総合グラウンド

親子鷹で夢の舞台へ


 親子鷹(おやこだか)でつかんだ夢のプロ入りだった。

 小学1年時から野球を始めた宮本。父・順二さん(41)は社会人野球で投手を務めていたが、打球が右目に直撃して失明しかけ、現役を断念した。「プロ入りの夢を息子につなぎたい、という思いがあったはず」と宮本は回顧する。

 造園業を営む実家の庭には四方をネットで囲んだ特製の練習場(縦約20メートル、横約10メートル)がある。ここが宮本の原点だ。

 父の指導は熾烈(しれつ)を極めた。少年野球の練習後も、夕食が終わればティー打撃やノックが夜遅くまで続く。試合で結果が出ないと叱られ、玄関先で寝たこともあった。

 パナソニックでは1年目から公式戦に出場した。内外野を守れる強肩と、50メートル6秒フラットの俊足。走攻守のバランスを評価された。

 ドラフトで念願がかなった日、厳格な父の目には光るものがあった。「自分だけでなく、家族の苦労も報われた」。この日ばかりは宮本も涙した。

 「練習では自分が一番下手。試合では自分が一番うまいと思ってやれ」。入念な体のケア、グラウンドへ臨む心構え。謙虚に、大胆に。父から教わった格言は今も心のど真ん中に横たわる。

 はやる気持ちを抑えながら「ゼロからのスタート。初心は忘れない」。背番号00には、そんな思いも込められている。

 みやもと・しゅうめい 内野手。熊本県八代市出身。熊本・秀岳館高-パナソニック。パナソニックでは1年目から公式戦に出場し、昨春の大阪府野球連盟春季大会優勝、優秀選手賞。強肩俊足のユーティリティープレーヤー。178センチ、81キロ、右投げ左打ち。背番号00。21歳。


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