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「中勘助文学碑」建立を 市民団体が寄付募る

カルチャー 神奈川新聞  2018年01月25日 02:00

平塚で創作活動に励んでいた頃に撮影された40代の中勘助(親族提供)
平塚で創作活動に励んでいた頃に撮影された40代の中勘助(親族提供)

 大正末期から昭和初期にかけて平塚市内で創作活動にいそしんだ作家中勘助(1885~1965年)を広く知ってもらおうと、2013年から活動を続ける市民団体「中勘助を知る会」(大藏律子会長)が文学碑の建立に動きだした。「市の文化遺産」と評する作家の功績を後世に伝えるのが目的で、目標金額の180万円の大半を市民からの寄付で賄いたい、と協力を求めている。

 「銀の匙」などの作品で知られ、海岸地区の生活を日記体随筆「しづかな流」に著した中勘助。平塚市内の自然を詩情豊かに描いた同書の冒頭部分が、直筆で見つかったことで「多くの方に平塚時代の中勘助を知ってほしい」と文学碑建立に着手した。

 真鶴町の本小松石を使用し、居住地近くの桃浜公園(同市桃浜町)に設置する考え。既に企業などの82人4団体が趣旨に賛同し、約70万円が集まったが、製作・設置費の計180万円を集めたいとしている。

 大藏会長は「作品は平塚市内の当時を表す文化遺産。全国的に有名な作家ではないが、作風が現代の人にもピタッとはまると思う。市民に深く愛され文化薫る街にするためにも、この碑を残していきたい」と協力を求める。

 個人は1口2千円、団体は同5千円から。問い合わせは、同会の飯尾事務局長電話090(6172)8227。 


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