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中小企業の広報支援 IDECが合同発表会 熱こもったプレゼンに10社が参加

経済 神奈川新聞  2018年01月25日 02:00

中小企業10社が登壇したプレゼンテーション=横浜情報文化センター
中小企業10社が登壇したプレゼンテーション=横浜情報文化センター

 横浜企業経営支援財団(IDEC)は23日、横浜情報文化センター(横浜市中区)で「第1回横浜新商品&新サービス合同記者発表会」を開催した。IDECが実施した「プレスリリース講座」に参加した市内の中小企業10社が登壇し、プレゼンテーションを披露。会場には報道関係者や金融機関の創業支援担当者らも出席し、約50人が熱意のこもった発表に耳を傾けた。 

 IDECはこれまでも市内の中小企業を対象に広報活動を支援するセミナーを行ってきたが、一度きりの講座では個別の商品やサービスに合わせたアドバイスにまで踏み込むことができなかったという。そこで他県で成果を上げていた「伴走型広報支援」を導入。講師が企業に対して継続した個別指導を行ってプレスリリースを作成し、「記者発表会」というゴールを目指すスタイルだ。

 昨年9月から4回実施した「プレスリリース講座」では、講師に広報・販促コンサルタントの大谷芳弘さん(マジックマイスター・コーポレーション代表)を招聘(しょうへい)。オープンセミナー開催後、個別指導に参加した10社が、合同記者発表会に臨んだ。

 10社はそれぞれ「顧客ターゲット」「コンセプト」「強み」「リリースのポイント」「開発の思い」という5つのポイントをまとめたプレスリリースを基に新しい商品やサービスをPRした。

 創業160年の老舗「岩井の胡麻(ごま)油」(横浜市神奈川区)は、「祝(いわい)の胡麻油」と「胡麻ラー油」、ケイス浜文様と共同開発した巾着をセットにしたブライダル向けの商品を発表。営業部の岩井理恵子さんは「ごま油を使ったメニュー『あつあつ夫婦(フウーフウー)鍋』を合わせて提案するなど、新しいPR手法を学べた」と話す。

 話題のAI(人工知能)ロボットを使ったサービスも登場。NEC製のロボット型インターフェース「パペロアイ」を使った高齢者の見守りサービス「ロボットこんしぇるじゅ」を開発したエナ・ストーン(同市港北区)の明道保衛代表は「さまざまな機能を搭載しているが、発表用に情報を整理する手法を習得できた」と振り返る。

 リフォーム業者やハウスメーカー向けに、外壁や内装の色を手軽にシミュレーションできるアプリケーション「カラーエクスプレスver.10」をリリースするインターローカス(同市緑区)の篠田淳一社長は、他社と合同で行うことで互いに切磋琢磨(せっさたくま)する効果を強調した。

 大谷代表は「広報は『言い切る』『やりきる』『絶対に続ける』ことが大事。情熱が伝わる広報の手法を身に付けてほしい」と各企業にエールを送った。IDECは今後も同講座を定期的に開催する予定だという。


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