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逗子ストーカー判決確定へ 住所漏えい、夫側も控訴せず

社会 神奈川新聞  2018年01月24日 02:00

横浜地裁横須賀支部の判決後、三好梨絵さんの遺影を前に会見に臨む夫=15日午後5時ごろ、横浜市中区
横浜地裁横須賀支部の判決後、三好梨絵さんの遺影を前に会見に臨む夫=15日午後5時ごろ、横浜市中区

 逗子市で2012年に起きたストーカー殺人事件に絡み、元交際相手に刺殺された三好梨絵さん=当時(33)=の住所が当時の市職員から加害者側に漏えいしたことを巡る訴訟で、市に110万円の賠償を命じた横浜地裁横須賀支部判決を受け、原告の梨絵さんの夫(47)が23日、控訴しないと明らかにした。市側はすでに控訴しない方針を示しており、地裁支部判決が確定する見通し。

 夫は控訴しない理由として(1)判決理由に主張がほぼ受け入れられた(2)報道などを通じ、判決が広く社会に伝わった(3)梨絵さんの両親ら遺族の理解が得られた-ことを列挙。神奈川新聞社の取材に対し、「閲覧制限の掛かっている重要な情報が、行政側のミスでいとも簡単に漏れている。この判決で意識を変えてもらい、再発防止につなげてほしい」と話した。

 15日の判決は、梨絵さんの夫を装った調査会社の男に市職員が情報を漏らした行為は地方公務員法の守秘義務違反に当たると認定。ストーカー被害を受けて、住民基本台帳の閲覧制限を申し出ていた梨絵さんの住所は「生命身体の安全に関わる重要な情報」などとして、「被害者が受けた精神的苦痛は多大」と結論付けた。


横浜地裁横須賀支部
横浜地裁横須賀支部

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