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「誠心誠意」誓う 小田原少年院で成人式

社会 神奈川新聞  2018年01月23日 02:00

小田原少年院で開催された成人式で、新成人を祝う桑田裕院長=小田原市扇町
小田原少年院で開催された成人式で、新成人を祝う桑田裕院長=小田原市扇町

 来年3月での閉鎖が決まっている小田原少年院(小田原市扇町)で19日、今年4月1日までに20歳を迎える在院者の成人式が開催された。少子化による収容者の減少が閉鎖の主な理由で、65年前に開設した同少年院での成人式は今回で最後となる見通し。式典には保護者や来賓ら約130人が参加、在院者は新成人の決意として更生を誓った。

 今年の新成人は11人。ブレザーと赤いネクタイに、更生保護女性会による手作りのコサージュを胸につけて式典に臨んだ。

 11人は1人ずつ、「新成人の誓い」を壇上で発表。その中の一人は「成人式を母親にこのような場で迎えさせたことは、一つの後悔」と述べ、「誠心誠意、真心を持って生き、母のように強くたくましい大人になります」と決意した。

 桑田裕院長は「これから進む道は平たんではないかもしれないが、勇気と忍耐、感謝の気持ちを忘れずに、人生を前向きな気持ちで歩んでいってほしい」と節目を祝った。院生は退場時に拍手で送られ、涙ぐむ姿も見られた。

 同少年院によると、全国的に少年院の収容者数は少子化により減少し、加えて施設も老朽化している。同少年院は今年3月に新たな収容を停止、来年3月に閉鎖する予定。来年1月までに大半の在院者が仮退院する予定で、成人式は今回で最後となる見通しという。


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