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伊藤博文の旧本邸に残るホテル施設を解体へ 国交省方針

話題 神奈川新聞  2020年01月21日 13:00

今夏に公開する明治記念大磯邸園のエントランス整備イメージ
今夏に公開する明治記念大磯邸園のエントランス整備イメージ

 「政界の奥座敷」と呼ばれた大磯町で、初代首相・伊藤博文の旧本邸「滄浪閣(そうろうかく)」に残るホテル施設について、国土交通省は20日までに、解体する方針を明らかにした。明治時代の元勲らの旧邸宅を観光資源とする「明治記念大磯邸園」構想の一環で、庭園の一部を今夏に先行公開するためエントランス部分を整備。2024年度の全面公開に向け段階的に公開範囲を拡大し、将来的な文化財指定を目指していく。

 滄浪閣のほか、大隈重信、陸奥宗光、西園寺公望の旧別邸と庭園が隣接する大磯邸園。歴史的建造物群を生かした県内の「第4の観光地」として、国、県、町が整備計画を進めている。本年度は邸宅の歴史的価値を検証する実測や史料調査を実施。保存や修繕範囲を定めた邸宅保存活用計画を取りまとめている。

 このうち関東大震災後に再建されたという滄浪閣は戦後、大磯プリンスホテル別館として2007年まで営業。大正期の部材が残されているのは南側の洋室棟と和室棟だけで、戦後以降に増改築が繰り返された。現存の延べ床面積5826平方メートルのうち、1992年以降に増築された結婚式場のチャペルとバンケット計4572平方メートルを解体、撤去。新たにエントランス施設を設けるほか、かつての庭園を再現する方針だ。


旧陸奥宗光邸東側のバックヤードの整備イメージ図
旧陸奥宗光邸東側のバックヤードの整備イメージ図

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