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録音機能付き電話購入補助 大和市、詐欺防止へ継続方針

政治行政 神奈川新聞  2020年01月21日 05:00

補助制度を紹介する大和市の広報物
補助制度を紹介する大和市の広報物

 大和市は、自動録音機能付き固定電話などの購入費を補助する制度を2020年度も継続する方針を決めた。後を絶たない振り込め詐欺の防止策として18年10月に、県内で初めて導入。これまでに約700件の申請があり、認知件数、被害額とも減少するなど一定の効果が得られたという。

 制度の対象は、70歳以上の市民。電話をかけてきた相手に会話を録音することを伝える音声メッセージが流れ、会話を録音する固定電話や機器を購入した際、1万円を上限に助成する。

 振り込め詐欺グループは録音されることを嫌がる傾向があることに着目。県警も奨励事例として紹介した。

 市生活あんしん課によると、申請件数は順調に伸び、導入初年度の18年度が10月1日から1月15日までに203件、19年度は4月1日から12月16日までに511件あり、確保した予算を使い切った。

 その結果、導入前の18年1~11月に認知件数が111件、被害額が約2億500万円だった振り込め詐欺が、導入後の19年1~11月に74件、約8900万円と大幅に減少した。

 同課は「19年は特殊詐欺の認知件数が県内で増加する中、市内は減少に転じた。制度が一定の効果を果たしていると考えられる」と分析。当初、2年で終了する予定だったが、市民からの要望も依然多く、「撲滅に向けた強い意志を示す」ために継続することにしたという。


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