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土産「ペナント」がいざなう〝昭和〟の時代 横浜で展示会

話題 神奈川新聞  2020年01月19日 05:00

半世紀がかりで収集した「ペナント」を紹介する北沢靖さん=横浜市南区
半世紀がかりで収集した「ペナント」を紹介する北沢靖さん=横浜市南区

 かつて観光地土産の定番だった細長い小旗「ペナント」の展示会が19日まで、横浜市南区の弘明寺商店街の一角で開かれている。地元育ちの収集家、北沢靖さん(58)が1万点に及ぶコレクションの一部を公開。レトロな趣が商店街の雰囲気と相まって、来訪者を「昭和」にいざなっている。

 ペナントは多くが布や紙製の二等辺三角形で、土地の名称と風景があしらわれている。北沢さんによると、高度経済成長期に一世を風靡(ふうび)し、昭和30~50年代には各地の土産物店の人気商品だったが、平成に入り姿を消していった。

 北沢さんは5歳で初めて手に入れ、以来こつこつと収集を続けてきた。「庶民の土産ならではの味わいがある。作製された年代ごとの特徴もあり、当時を振り返る上で貴重なアイテム」と魅力を語る。

 青春時代を過ごした横浜で展示会を開くのが夢だったという。社会人になって移り住んだ北海道を離れ、3年ほど前に地元へUターン。勤務先で責任ある立場を担う傍ら、休日は開催の準備に費やしてきた。「文字通り、故郷に錦を飾ることができたかな」と喜ぶ。

 会場には北沢さんが厳選した約200枚を持ち込んだ。横浜のマリンタワーや氷川丸、鎌倉の大仏といった県内の観光名所をはじめ、学生時代に自転車で旅した九州の最南端、鹿児島・佐多岬のペナントなど、津々浦々の品をそろえて壁一面を彩った。

 北沢さんは「あれこれと懐かしんで、楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。入場無料。19日は午前10時~午後6時。


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