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ハイスクール・フリート 主要キャラ声優インタビュー

カルチャー 神奈川新聞  2020年01月17日 19:16

(C)AAS/新海上安全整備局
(C)AAS/新海上安全整備局

 横須賀市を舞台にしたアニメ「ハイスクール・フリート」の劇場版が18日から公開される。海上の保安と防衛を担う職業「ブルーマーメイド」の養成学校に入学した女子生徒たちの奮闘を描き、2016年のテレビアニメ公開時から多くのファンに親しまれてきた作品だ。主要キャラクターを演じた4人の声優に、作品に込めた思いを聞いた。

 物語の中心になるのは横須賀女子海洋学校の航洋直接教育艦「晴風」に乗艦する31人の少女たち。数々のトラブルを乗り越え、クラス全員が結束していく姿や、リアルな航海シーンが評判を呼んだ。

 テレビアニメ公開時から、横須賀市内の飲食店がコラボメニューを開発、キャラクターのパネルを設置するなどさまざまなPRを展開。声優が登場するイベントも数多く開催され、作品のファンが集う「聖地」となっている。「短期間で終わってしまう作品も多い中、横須賀のみなさんが応援して下さったことで息の長い作品になりました」と語るのは、「晴風」の艦長で主人公の岬明乃を演じた夏川椎菜。「TrySail」というユニットで主題歌を歌っていることもあり、思い入れの強い作品になったという。「岬明乃は仲間思いのキャラクター。艦長としての芯の強さも表現できるよう演じました」


写真左下から時計回りに、夏川椎菜、黒瀬ゆうこ、久保ユリカ、古木のぞみ=東京都内(撮影・花輪久)
写真左下から時計回りに、夏川椎菜、黒瀬ゆうこ、久保ユリカ、古木のぞみ=東京都内(撮影・花輪久)

 記録員の納沙幸子を演じた黒瀬ゆうこは同作品で自分が成長させてもらった、と振り返る。「初めて名前の付いた役をもらえた大事な作品。〝機雷〟など用語の使い方も勉強したし、独りぼっちだった幸子がみんなとの交流を通して成長し、変化していく姿が自分と重なりました」

 無口だが理論派の砲術長・立石志摩を演じたのは古木のぞみ。「無口なぶん、的確な言葉を選んでいる子。一つ一つのせりふに丁寧に感情を込めることを心掛けました。魚雷を発射するよう
な緊迫したシーンも、演者がみんなで団結して物語を作ることができて、とても幸せな現場でした」と手応えを語る。

 「登場人物が多い作品だけれど、ガヤガヤした場面でも、誰がどこでしゃべっているか指定があった。一人一人のキャラクターに監督が愛情を込めてくれているのが分かって感動しました」と話すのは知床鈴を演じた久保ユリカ。「鈴ちゃんは怖がりですぐ逃げてしまう性格。絶叫する場面も多いのですが、展開に合わせた強弱を付けているので、それが伝わっているとうれしいです」

 海事用語には全員が苦心したというが、海上自衛隊の隊員からアクセントの講習を受け、それを各自のキャラクターに落とし込んだ。夏川は「面(おも)かじいっぱい、とか両舷(りょうげん)前進微速という言葉はもう体に染み付いています」と笑う。苦労した分、愛着もひとしおの作品。「自分たちも公開が楽しみ」と4人は声を合わせた。

~あらすじ~ 数々の危機を乗り越え、絆を深めてきた「晴風」クラス。横須賀では、呉・舞鶴・佐世保を含めた全女子海洋学校の生徒が一堂に会し文化祭と体育祭を行うイベントが開かれ、明乃たち晴風クラスのメンバーも準備に追われていた。そんな中、彼女たちに新たな危機が訪れる。


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