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体幹鍛えて姿勢よく
教室に行こう 県立三ツ境養護学校(横浜市瀬谷区)

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神奈川新聞  2004年06月06日公開  

バランスウォーク始めます!
バランスウォーク始めます!

 「1・2・3…」

 12月のある日、県立三ツ境養護学校知的障害教育部門高等部1年生の元気な声が体育館に響き渡った。片足を3秒から5秒ずつ交互に上げ、よい姿勢を保ちながら前進していく「バランスウォーク」だ。

 「バランスウォーク」は体幹の筋持久力を高め、正しい姿勢を保つことで、生徒たちの集中力や持続力、作業能力を高めることを目的に取り入れている。校内の自立活動教諭(理学療法士)と高等部の教員が連携して作り上げたオリジナルの運動で、生徒の筋力の段階に合わせて難易度を変えている。

 膝を曲げて腿(もも)を体に引きつける、かかとを後ろ側へ上げる、膝を伸ばしてつま先を前方へ上げる。それらを平均台の上で行う生徒もいる。

 腿を上げる方向や行う場所によってバランスの取り方が変わる。生徒たちは、どこの筋肉を使っているのかを一歩一歩確認しながら歩く。
「腿を上げる時に、気を付けるポイントは何ですか?」
「背(せ)筋(すじ)!」

 ある生徒が自信を持って答えた。これまでの9カ月間の積み重ねで、気を付けなくてはならないポイントを的確に覚えていた。頑張って腿を上げると、それが原因でバランスが崩れてしまうことがある。そのような時こそ、生徒が自分の姿勢を意識するチャンスだ。

 「腿はどこまで上げられるかな?」「ここまでです…」「では、そこでキープしよう」

「うまくバランスが取れるようになった」「まっすぐ前を見て歩くことができるようになった」「イスに座っているのが楽になった」「授業中に背中が丸まらなくなった」

 生徒たちは、自分の体の変化を実感している。教員の「生徒たちの姿勢の崩れを直したい」という思いが、少しずつ成果となって現れている。

 3年間この学習を積み重ね、将来は生徒たちが「姿勢よく仕事をする自信があります」と言えるよう、今後も「バランスウォーク」に取り組んでいきたい。


まずはみんなでストレッチ
まずはみんなでストレッチ

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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