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新型肺炎、感染防止へ体制万全 「春節」控える横浜

社会 神奈川新聞  2020年01月17日 05:00

横浜中華街
横浜中華街

 県内在住の男性が国内で初めて、新型ウイルス性肺炎に感染したことが確認された。感染者が相次ぐ中国では25日から「春節」の大型連休を迎え、多くの観光客が来日すると見込まれる。横浜港や横浜中華街(横浜市中区)では、感染拡大防止へ万全の体制を敷く。

 国内屈指の客船寄港数を誇る横浜港では、今夏の東京五輪・パラリンピックを控え、以前から検疫体制を強化。厚生労働省横浜検疫所は「感染拡大を水際で防ぐ体制を整えている」とする。20日には、予定していた新型インフルエンザなどの感染患者を旅客船内から搬送する合同訓練を実施し、新型肺炎対策も兼ねるという。

 市港湾局によると、今年の客船寄港数は予約を含め過去最高となる約260回となる見通し。担当者は「乗客や市民らに過度な不安を与えないよう、関係機関と連携して最新の情報を提供したい」としている。

 春節時期の週末には例年、大いににぎわう横浜中華街。2002年から03年にかけて重症急性呼吸器症候群(SARS)への懸念が広がった際には、街を挙げて消毒などの徹底的な対応を講じた。「その対策が現在は習慣となり、衛生面では強固な体制を築いている」と、横浜中華街発展会協同組合の山下耕司総務部長は話す。

 近隣からの来訪者が大半だが、中国からの観光客が発症しても中国語で受診できる病院が近辺に増え、医療体制は整っているという。山下部長は「安心して足を運んでほしい」と強調した。


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