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葛飾北斎の肉筆浮世絵、堪能して 鎌倉で特別展

話題 神奈川新聞  2020年01月14日 05:00

江戸時代の肉筆浮世絵がそろう特別展=鎌倉市雪ノ下
江戸時代の肉筆浮世絵がそろう特別展=鎌倉市雪ノ下

 葛飾北斎(1760~1849年)をはじめ名高い画家が手掛けた一点物の肉筆浮世絵を堪能できる特別展「北斎と肉筆浮世絵~氏家浮世絵コレクションの至宝~」が2月16日まで、鎌倉国宝館(鎌倉市雪ノ下)で開かれている。肉筆ならではの細かな筆遣いや、繊細な色彩の美しさが味わえる。

 名作を継承すべく、長年収集を続けた実業家の故・氏家武雄氏と市が協力し、1974年、同館内に公益財団法人「氏家浮世絵コレクション」を設置。同法人所蔵の江戸時代初期~幕末期の作品や関連資料など約60点をそろえている。

 中心は北斎の作品。芸妓(げいぎ)が三味線箱にしなだれかかる姿を描いた美人画の代表作「酔余(すいよ)美人図」は着物や帯の色・柄まで細やかに表現している。「桜に鷲図(わしず)」は晩年期の北斎が「八十四老卍筆」と署名を添え、咲き誇る桜と眼光鋭い1羽のワシを捉えた。

 このほか、北斎が弟子向けに動植物や人間の表情など約4千の図を載せた手本「北斎漫画」や、歌川広重(1797~1858年)が江戸の名所を淡い色彩で描いた掛け軸「高輪の雪・両国の月・御殿山の花図」なども目を引く。

 同館担当者は「画家の技量を知ることができる貴重な資料」と話している。午前9時~午後4時半。月曜休館(祝日の場合は翌日)。一般400円など。問い合わせは、同館電話0467(22)0753。


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