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祭りや施設訪問し演奏
“おやじ”楽しく元気に シニアのウクレレグループ神奈川区

社会 神奈川新聞  2018年01月06日 10:52

かながわ湊フェスタで演奏する「かながわウカレレおやじーず」(神奈川区役所提供)
かながわ湊フェスタで演奏する「かながわウカレレおやじーず」(神奈川区役所提供)

 横浜市神奈川区の“おやじ”が元気だ。50~80代のシニア世代約20人でつくる「かながわウカレレおやじーず」はウクレレやギターを片手に地域の祭りや福祉施設を訪問し、演奏を披露している。素人だけにミスはあるが、何より楽しむ姿が見る人を笑顔にさせている。代表の小塚真司さん(70)は「人を喜ばせ、自分も楽しい。この年になって人生がこれほど充実するとは思っていなかった」と目を輝かせている。

 きっかけは、昨年1月に同区役所が主催した初心者ウクレレ講座。「定年後の楽しいを求めて」「新しい仲間と一緒にウクレレグループの設立を目指して」などをうたい文句にメンバーを募集したところ、定年退職した世代を中心に約20人が集まった。

 小塚さんは定年後、余暇を持て余していた。世界一周旅行の船上パーティーで同年代の男性が弾くウクレレの音色にひかれ、68歳でウクレレ教室に参加したものの、周囲のレベルの高さに挫折。「もっと楽しく気軽に楽しみたい」と講座に応募した。

 「ギターなどと比べるとシニアでも割と簡単に弾けるようになるのがウクレレの魅力の一つでもある」と小塚さん。初めてウクレレに触るメンバーもコードの押さえ方などから練習を積み重ね、約2カ月後のグループ結成にこぎ着けた。

 普段は毎週金曜日、区役所の交流室に集まり練習。曲のレパートリーを徐々に増やしてきた。今は童謡から懐メロまで約50曲と幅広く、観客の年齢層に合わせ選曲にも工夫を凝らす。

 地域や施設のイベントで声が掛かれば演奏に出向く。同区の沢渡中央公園などで昨年5月に開催された「かながわ湊フェスタ」では、「旅人よ」など8曲ほどを披露。約200人の聴衆から大きな拍手をもらった。7月には福祉施設に招かれて食堂で「長い髪の少女」など約15曲を演奏。「すごく良かった」と涙を流しながら握手を求める入居者もいたという。

 ことし7月にはウクレレ合宿を予定し、今後もレパートリーを増やしていく。最近、メンバー内でしばしば話題に上がるのは「いつかハワイのビーチで演奏してみたい」。“おやじ”の夢は広がっている。


 メンバーは現在も募集中で、同区在住・在勤・在学で楽器演奏に興味のある男性が対象。問い合わせは同区区民活動支援センター電話045(411)7089。


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