第38回全国都道府県対抗女子駅伝は12日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間、42・195キロで行われ、神奈川は2時間19分22秒の13位に終わり、4年ぶりに入賞を逃した。京都が2時間16分15秒で、3年ぶり17度目の優勝を飾った。
神奈川は1区佐藤成(立命大)が10位でスタート。中盤4区の福嶋(城西大)が区間6位、続く吉村(大東大)も同3位と好走し、一時は総合5位まで押し上げた。だが、後半じりじりと後退。アンカー堀(パナソニック)の追い上げも、入賞圏内までは遠かった。
宮城が10秒差の2位。3位には東京が入った。
大学生ランナーが意地「もう少し押し上げたかった」
4大会ぶりに入賞を逃した神奈川は、前半区間に投入した大学生ランナーが意地を見せた。
3区を終えて14位。劣勢にもそのまま沈まないのが地力の強さだ。「昨年走れなかったので、チャンスがあるなら戻ってきたい舞台だった」。まずは4区福嶋が反撃ののろしを上げる。
荏田高出身の大学1年生は直前のメンバー変更で代表入り。「目標タイムに届かなかったし、順位ももう少し押し上げたかった」。そううなだれながらも、区間6位の走りは高校時代からしのぎを削ってきた同学年のランナーを勢いづける。
待ち受けるのは白鵬女子高出身の吉村だ。