他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 〝あくまっぱらい〟で無病息災祈る 秦野の伝統行事

動画
〝あくまっぱらい〟で無病息災祈る 秦野の伝統行事

話題 | 神奈川新聞 | 2020年1月12日(日) 05:00

 秦野市内で江戸時代から続く小正月の伝統行事「あくまっぱらい」が11日、同市西地区の堀西と北地区の横野で行われた。堀西では幼稚園児から小学6年生まで約30人が参加し、各家の無病息災と家内安全を祈った。

 子どもたちは鈴と太鼓をにぎやかに鳴らし、獅子舞と共に午前10時10分ごろ、天津(あまつ)神社を出発。各家の前を塩で清めた後、獅子頭で住民の頭にかみついたり、「あくまっぱらーい、あくまっぱらーい」と声を張り上げたりし、住民からお小遣いをもらった。


「あくまっぱらい」で、獅子舞と共に民家を訪れた地元の子どもたち=秦野市内
「あくまっぱらい」で、獅子舞と共に民家を訪れた地元の子どもたち=秦野市内

 市生涯学習課によると、あくまっぱらいは、市内に伝わる道祖神祭りの別名。かつては市内の西部や南部などで広く行われていたが、少子化に伴い多くが途絶えたという。13日には上地区の菖蒲(しょうぶ)でも行う。

 堀西であくまっぱらいに参加し、獅子舞に入った市立西小6年の西田千夏さん(12)は「歩いて足が疲れたけど、みんなと話したり、家を回ったりして楽しかった」と満足げだった。波多川(はたがわ)子ども会会長の瀬戸喜世孝さん(45)は「市内では数少ない行事なので、子どもたちがやり方を覚えて次の世代に継承し、続けていってほしい」と期待を込めた。

 
 

伝統行事に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング