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狂言、楽しんで 川崎で古典芸能の魅力を紹介

話題 神奈川新聞  2020年01月12日 05:00

夫(右)が妻(左)に追い回される演目「鎌腹」の冒頭=川崎能楽堂
夫(右)が妻(左)に追い回される演目「鎌腹」の冒頭=川崎能楽堂

 狂言を楽しむイベントが11日、川崎市川崎区の川崎能楽堂で開かれた。狂言師の野村万蔵さんらが、室町時代から続く古典芸能の魅力を紹介した。市文化財団の主催。

 参加した約150人のうち、狂言を鑑賞するのが初めてだったのは約30人。野村さんは「日本の伝統芸能で笑いを伴う喜劇。ただの笑いではなく、神様に笑ってもらえるような和んで楽しむ笑い。江戸時代の歌舞伎のような派手さはない」と説明。「大体は今と同じ言葉遣いで分かります。分からない部分はスルーしてください」と呼び掛け、ここでも観客を和ませた。

 同じく狂言師の小笠原匡さんらが「鎌腹(かまばら)」、野村さんらが「宝の槌(つち)」をそれぞれ上演。野村さんが「サラリーマン川柳を思い浮かべてしまう、男の哀愁がただよう演目」と評した鎌腹(かまばら)では、夫が短気のあまり自らの腹を切ろうとして切れない優柔不断な演技に、観客は思わず笑い声を上げていた。


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