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やまゆり園 事件考
被告「しゃべれるか」 刺す相手職員に尋ね選ぶ 地裁公判

社会 神奈川新聞  2020年01月11日 05:00

 県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われた元職員植松聖被告(29)の裁判員裁判の第2回公判が10日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれた。検察側が犯行を目撃した夜勤職員6人の供述調書を読み上げ、会話ができるかどうかで生殺が選別され、1時間に及んだ襲撃の恐怖が克明に浮かび上がった。


植松聖被告が窓ガラスを割って侵入した津久井やまゆり園の居室。事件発生から約1年後、建物内が報道陣に公開された=2017年7月6日、相模原市緑区
植松聖被告が窓ガラスを割って侵入した津久井やまゆり園の居室。事件発生から約1年後、建物内が報道陣に公開された=2017年7月6日、相模原市緑区

 6人の調書によると、入所者が寝静まった午前2時過ぎ、東居住棟1階の女性専用「はなホーム」を巡回中の職員は、ドアの開いていた110号室をのぞき込んだ。ひざまずいた状態の人影が見え、中庭に面する掃き出し窓が割れているのに気付いたという。

 「誰?」。そう声を掛けると、すっと立ち上がった。手には刃の細長い包丁。侵入した直後の被告だった。職員が驚いて叫び声を上げると腕をつかまれ「騒いだら殺す」。結束バンドで手首を縛られ、室内に引きづりこまれた。

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