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市民防災センター閉館へ 設備老朽化で

社会 神奈川新聞  2017年12月27日 11:50

閉館される見通しとなった「あんしんかん」=横須賀市小川町
閉館される見通しとなった「あんしんかん」=横須賀市小川町

 地震や消火などを疑似体験できる横須賀市小川町の市民防災センター「あんしんかん」が、2019年3月で閉館される見通しとなった。設備の老朽化が主な理由で、市が今後4年間で進める事業見直しの一環。市消防局は「今後は積極的に地域に出向き、防災意識の啓発を続けたい」と話している。

 あんしんかんは市消防局庁舎の1階にあり、市民らに防災への知識を高めてもらおうと02年4月にオープンした。

 無料の体験型防災学習施設で、震度6の揺れが体験できる起震室に加え、消火器の使い方を学んだり、煙を充満させた通路を実際に避難したりするコーナーなどを設置。体験後には実際に自分がとった行動をモニターで確認できるなど、ユニークな取り組みも行っている。

 現在も年平均約1万5千人が利用しているが、オープンから15年がたち施設は老朽化。起震装置などの主要設備は故障が相次ぎ、施設全体の動作を管理するコンピューターのOS(オペレーティング・システム)はWindowsXPと古く、安定した施設運用のためには全体的な改修が必要という。

 今後は現在の「来館して体験する」方法を見直し、地域に出向いて体験してもらう「出張型」の啓発方法に切り替える。このため市は代替の地震体験装置として起震車を約3500万円かけて導入する方針。施設の1年間のランニングコストは約1200万円で、3年で元が取れる計算となっている。

 来年2月の市議会定例会で正式に決まる見込み。閉館後の施設の利用方法は現段階では未定という。


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