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やまゆり園 事件考
優生思想や地域移行考える 共生社会目指し横浜で集会

社会 | 神奈川新聞 | 2020年1月8日(水) 05:00

障害者が地域で生きる社会をテーマに開かれた集会=横浜市中区の神奈川県民ホール
障害者が地域で生きる社会をテーマに開かれた集会=横浜市中区の神奈川県民ホール

 県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件の初公判を8日に控え、障害者団体などが7日、横浜市中区の神奈川県民ホールで集会を開いた。事件を契機に浮かび上がった大規模施設の是非や社会に根付く優生思想、障害者の地域生活といった観点から「ともに生きる社会」のありようを探った。

 「『ともに生きる社会』を考える1・7神奈川集会」は、障害者が地域で暮らす社会をテーマに約100人が参加。県内外の障害者団体などでつくる実行委員会が主催した。

 地域で自立生活を送る障害当事者の見形信子さんは「自分の人生は他人が決めるものではない。誰もそれを奪ってはいけない」と指摘。呼び掛け人の一人で、元宮城県知事の浅野史郎・神奈川大学特別招聘(しょうへい)教授は「重い障害を持った人が『できること』を見せれば優生思想はなくなる」と地域移行の重要性を訴えた。

 このほか、やまゆり園に息子が入所していた平野泰史さんや神奈川新聞社の成田洋樹記者も登壇した。

 
 

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