海老名市は、ペットボトルなどの中間処理施設「市資源化センター」(同市大谷南)をリニューアルした。市は施設の改修で、再資源化の取り組みをさらに推進したい考えだ。
センターは不燃物やペットボトル、缶などの資源ごみを仕分けしたり、再資源化施設に運搬するために梱包(こんぽう)したりする。2001年の開設で老朽化した施設を大規模改修し、11月に完成した。
改修により、処理能力は従来の倍ほどの日量25・6トンに増強。処理前の保管場所も周辺環境に配慮し、屋外から屋内に移した。
また夏の猛暑などを考慮し、空調設備を作業場に導入。搬出入車両の出入り口を2カ所に倍増し、車両動線を改善した。
市は9月末に家庭系ごみの一部有料化を導入したことで、ごみの分別が徹底されることから「資源物が多く出されるようになる前提で、(センターの)能力を向上させた」と説明。「資源物収集の仕方など、今後課題を一つ一つ解決する」としている。