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横浜港、「ロシアクルーズ元年」 航路誘致に本腰 

経済 神奈川新聞  2020年01月03日 09:50

横浜発着のロシアクルーズへの期待を語る横浜市港湾局の中野局長=2019年12月18日、東京都千代田区
横浜発着のロシアクルーズへの期待を語る横浜市港湾局の中野局長=2019年12月18日、東京都千代田区

 横浜市は2020年、「最も近い欧州」ともいわれるロシア極東に寄港する横浜発着クルーズの誘致を本格化する。クルーズ人気が高まる中、さらなる拡大が見込める市場として注目。日本海側の港と連携することで新幹線や航空機とクルーズを組み合わせた新たな旅行商品の開発を進めるなど多様なスタイルの船旅を提供し、日ロ間で双方向の往来の増加を図る。ロシア人富裕層らを横浜に呼び込む一方、首都圏から多くの人々が船出する東日本のクルーズ拠点港として横浜港の地位をさらに高める方針で、横浜にとって20年は「ロシアクルーズ元年」ともいえる1年になりそうだ。

 日本でのクルーズ市場は近年、中国発着の増加に伴い拡大傾向が続く。ただ、寄港数の上位は中国や韓国などに比較的近い九州や沖縄が中心になっており、市場のさらなる拡大には北海道を含めた東日本発着のクルーズ商品の開発が課題となっている。

 日ロ両政府は20、21年を「日ロ地域交流年」に設定。23年までに相互に交流する観光客を両国合わせて年間40万人とする目標を掲げる。

 横浜市は政府の動きを追い風に、ロシアを念頭に東日本、特に日本海側の港と連携した客船誘致に着手したい考えだ。18年11月に石川県と、クルーズ航路の新規開拓や寄港数の増加を目指して連携協定を締結。19年10月には秋田県と同様に結んだ。両県とタッグを組み、ロシア極東の中心都市・ウラジオストクをはじめ、サハリン、カムチャツカなどに寄港するロシアクルーズの新商品を提唱していく。

 具体的には、横浜港と両県の港を利用してロシアとの船旅を気軽に楽しんでもらう。横浜と両県を新幹線や航空機で結び、クルーズと組み合わせた「レール&クルーズ」「フライ&クルーズ」のプランを含め各種企画を立案。市港湾局の中野裕也局長は「旅行会社やクルーズ会社に売り込んでいく」と力を込め、「横浜港がリーダーシップを発揮して、東日本のクルーズを活性化したい」と意欲を示す。

 一方、ロシア側との連携強化にも余念がない。

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