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全国中学駅伝、男子・田奈19位 女子・井田は24位

スポーツ 神奈川新聞  2017年12月18日 02:00

【全国中学校駅伝 男子】5区で区間4位と好走した田奈の富田(左)=滋賀県野洲市の希望が丘文化公園
【全国中学校駅伝 男子】5区で区間4位と好走した田奈の富田(左)=滋賀県野洲市の希望が丘文化公園

【全国中学校駅伝 男子】5区で区間4位と好走した田奈の富田(左)=滋賀県野洲市の希望が丘文化公園
【全国中学校駅伝 男子】5区で区間4位と好走した田奈の富田(左)=滋賀県野洲市の希望が丘文化公園

 第25回全国中学校駅伝が17日、滋賀県野洲市の希望が丘文化公園芝生ランド(男子6区間18キロ、女子5区間12キロ)で行われ、神奈川代表は6年ぶり3度目の出場の男子・田奈が59分12秒で19位、2年連続出場の女子・井田は43分48秒で24位だった。

 田奈は1区で30位と出遅れるも徐々に追い上げ、5区の富田翔(3年)が区間4位の好走で19位まで押し上げた。

 井田は1区の井上明南(3年)が18位、アンカー岸本風香(3年)も区間12位で粘るも、入賞圏内には届かなかった。

 女子は桂(京都)が41分21秒で史上初の4連覇を果たし、男子は白山(千葉)が57分3秒の大会新記録で初優勝した。


意地見せた主将富田


 2010年の優勝、11年の7位に続く入賞を狙った田奈は19位。3度目の大舞台は、ほろ苦かった。

 1区でダブルエースの1人、和田がトップと38秒差の30位と水をあけられ、2区中村も区間17位で粘るも上位の背中が遠い。

 「前半からいきすぎないようにと言っていたけど、気負いもあったろうし、後半に足が止まってしまったかな」と村上孝文監督(45)。ただ「悪い展開も予定していた。20位台後半できても焦らずいこうと」。指揮官の言葉通り、そのままでは終わらなかった。

 意地を見せたのは5区の主将富田だ。たすきを受けた時点で26位。「自分がいかないとと焦りもあった」。ハイペースに刻んだピッチには思いが重なっていた。

 大会直前に右足を痛め、不安を抱えたまま臨んでいた。「でも、言い訳にはしたくない」。和田と両輪で引っ張ってきた大黒柱は歯を食いしばり前を追う。区間4位の好走で順位を七つ押し上げてみせた。

 レース後、出迎えた村上監督に頭をなでられると、キャプテンの目にこらえてきた涙がにじんだ。少し胸を張り、言った。「最後にいい走りができた」。悔しさばかりが募るかもしれない。ただ、持てる力は出し切った。

「自分超え」果たす


 「やりきった」。井田の主将井上は晴れやかな表情でレースを終えた。

 昨年の自分を超える-。目標は明確だった。10分40秒で24位に沈んだ昨年と同じ1区。前回も苦しんだ激しいアップダウンに足が止まりそうになる。残る体力の全てを最終盤の競り合いに注ぎ、必死で食い下がり区間18位。わずかに6秒、前回の記録を上回った。


【全国中学校駅伝 女子】1区18位の井田・井上(右)からたすきを受ける2区の加賀
【全国中学校駅伝 女子】1区18位の井田・井上(右)からたすきを受ける2区の加賀

 雪辱の思いを秘めていたのはアンカーの岸本も同じだった。たすきを受けた時点で30位。視界に入るのは昨年のように入賞圏内を競う相手ではないが、流れにあらがうように前回と同じ区間12位で走りきった。

 チームとしては昨年の10位に届かなかった。それでも、「1区と5区のエース2人がしっかり昨年の自分を超えるということでやってくれた」と津曲三紀監督(50)。満面の笑みで健闘をたたえた。

 バスケットボールとの両立を図ってきた3年間。走りの魅力を知った井上は高校で陸上に専念し、岸本らは県内外の強豪校でバスケに青春を懸けるという。

 「この経験を生かして高校では誰よりコートの中で走りたい」と岸本が言えば、井上は「3年間一緒にやってきたメンバー。高校でも忘れず、お互いに頑張れたらいいな」とエールを送る。苦楽を共にした思い出は、きっとそれぞれの道でも支えになる。



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