1. ホーム
  2. 政治行政
  3. 次世代水素の可能性探る 20年2月、川崎でシンポ

次世代水素の可能性探る 20年2月、川崎でシンポ

政治行政 神奈川新聞  2019年12月31日 12:45

カルッツかわさき=川崎区富士見
カルッツかわさき=川崎区富士見

 川崎市は2020年2月19日、川崎区のカルッツかわさきで「川崎水素戦略シンポジウム」を開催する。海外からの水素の大量輸送と国内での安定供給を目指した実証運転が同年1月に同市臨海部で始まることを受け、初めて企画。プロジェクトの意義を再確認し、今後の展開を探る。

 市は15年に同戦略を策定し、企業や研究機関と連携しながら水素・燃料電池に関する先駆的な取り組みを進めている。1月に実証運転が始まる水素の国際供給網の構築は、同戦略のリーディングプロジェクトの一つに位置付けられ、千代田化工建設、日本郵船、三菱商事、三井物産の4社でつくる「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合(AHEAD)」が手掛ける。

 千代田化工が開発した技術を活用し、東南アジアのブルネイで調達した水素をトルエンと化学反応させて液体にし、常温常圧の状態でコンテナ船で輸送。18年10月に起工した東亜石油京浜製油所(川崎区)のプラントで水素を取り出した後、同製油所内の火力発電設備の燃料として使用する。

 1年間の実証運転で、210トンの水素を供給する計画で、水素を燃料に走る燃料電池自動車(FCV)約4万2千台にフル充填(じゅうてん)できる量に相当する。

 シンポジムでは、第1部で、横浜国大先端科学高等研究院の光島重徳教授による基調講演のほか、トヨタ自動車、JXTGエネルギー、AHEAD、千代田化工が企業講演する。第2部では「川崎臨海部での水素の社会実装に向けた取り組みと今後の可能性」をテーマに企業や市によるパネルディスカッションを行う。

 シンポジウムは定員200人で参加無料。市のホームページから事前に申し込む。問い合わせは、シンポジウム参加受付事務局電話03(5408)1013。


シェアする