1. ホーム
  2. 政治行政
  3. 小田原市長「これ以上進めない」

南足柄市との合併協議 終了を明言
小田原市長「これ以上進めない」

政治行政 神奈川新聞  2017年12月16日 02:00

南足柄市との合併協議終了を明言した加藤憲一小田原市長(手前) =同市議会議場
南足柄市との合併協議終了を明言した加藤憲一小田原市長(手前) =同市議会議場

 小田原市の加藤憲一市長は15日、開会中の市議会12月定例会の本会議で、「当面は南足柄市との間で、これ以上の合併に関する協議を進めることはない」と述べ、2市による合併協議の終了を明言した。一方、2市協議によって中断していた小田原市単独での中核市への移行については、メリットを強調しつつも、「早急に判断したい」と述べるにとどめた。

 同日の本会議で、今村洋一氏(公明)の一般質問に答えた。

 加藤市長は、南足柄市長が1日に合併見送りの判断を表明したことについて「極めて残念」と答弁。一方、見送りの理由については「今回の協議の内容や結果に対して否定的な総括をしたことは、少なからぬ驚きをもって受け止めた」と説明した。

 特に合併後10年間の累積で見込まれる約150億円の財政効果を、南足柄市長が「限定的」とした点について、「150億円もの歳出削減効果を一蹴したことは理解に苦しむ」と批判。「途中から議論が、合併が目的であるかのような様相を深めた」との南足柄市長の認識に対しても、「全く異なる認識。両市長間の合意に忠実に沿った形で進められ、途中で変質するというようなことは全くなかった」と真っ向から反論した。

 その上で、今後について「合併による強固な行財政基盤の確保という選択肢が否定された以上、これまでにない厳しい行財政改革を断行していかなければならない」との決意を示した。

 一方、中核市への移行では、小田原市は2016年3月に、移行を目指し、中核市移行基本計画案骨子を取りまとめている。

 加藤市長は中核市への移行を「地方分権、地方主導を実現するための極めて有力な手段」と説明。▽総合行政体としての能力が向上し、より市民ニーズに即したサービスを提供できる▽圏域をけん引できる高い中枢性を備えることができる-ことをメリットに挙げた。


シェアする