平成から令和に改元した2019年。祝賀ムードに沸いた一方、あまりに無残な犯罪や自然災害、さらに鉄道・自動車事故が頻発。それらの多くは神奈川で起き、悲しみに包まれた。
が、「ワンチーム」を掲げたラグビーのワールドカップ日本代表は、横浜国際総合競技場で史上初の決勝トーナメント進出を決め、列島に感動と勇気を与えた。
あすから令和2年、2020年が始まる。東京五輪では同競技場がサッカーの、藤沢市の江の島沖がセーリング競技の会場となる。横浜スタジアムでは野球・ソフトボールが行われ、相模原市と山北町を自転車競技の選手が走り抜ける。
胸が高鳴る国際スポーツの祭典。半面で私たちは、万一への備えも忘れまい。それが来県者への“見えざるおもてなし”になる。来年を、明るい年にしたい。